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放射能(セシウム編)

ずいぶんほったらかしをしておりました。
いろいろ考えるところがあり,あんまり踏み込みたくなかったのですが,これまでカキなどを中心とした食品の安全についていろいろと書いておりましたが・・・
この問題に踏み込むには非常に躊躇していた理由として,結局どの程度のセシウムを摂取するとどうなるのか?と言う根本問題がよくわからないということが大きいかもしれません。
ただ,少なくとも,極端な人が言うところの,人工放射能と,自然放射能を区別すると言う意味は全く理解できません。
例えば,自然界に多く存在し,かつ内部被爆の最も大きな要因となっている放射性カリウムと,生体内でカリウムと類似した物性を示すとされる放射性セシウムの被爆を区別する理由も意味ないですよね。
曰く、「カリウムは代謝されるので」だそうですが、排出されるのと同じくらいの量を毎日摂取しているのですから、代謝されようがあまり関係ないのでは?
しかも、被爆によって統計学的に有意な差が出る量なんて、桁違いに多い(この場合通常のカリウムの被爆に+αして)場合なので、厚労省の示す100Bq/kg程度のセシウムを摂取したところでどこが問題か証明することは困難でしょう。
にもかかわらず、セシウムが若干でも検出されると拒絶するとかありえないでしょ。
私は気にせず食べますよ。桁違いに多い物は出回ってないでしょうから。

と前置きはこれくらいにして、今回も牡蠣の話題で行きましょう。
最近、関西で見なくなったものとして、宮城県産牡蠣があります。
以前は見かけたのですが、全くと言って良いほどないですねぇ。
関東でも少ないと聞きます。
まあ震災でかなり被害を受けたでしょうから、そもそも供給量自体が少ないということもあるでしょうが、風評(ここでは敢えて風評と書きます。実害だと強調する人はとりあえず無視で。)はでかいみたいですね。
でも、よくわからないことがあります。
というか、放射性セシウムのデータは結構いろんなところで公表されているのですが、非常におもしろい傾向があることはご存じでしょうか?

傾向1
陸上の植物は、野生(山菜とかね)>>>栽培している植物(いわゆる野菜)
傾向2
淡水魚は、野生>>>養殖魚
傾向3
海の魚介類は,汽水性の魚類や極内湾性の魚類(スズキとかクロダイ)>その他魚類>>>軟体動物や甲殻類
まあその他魚類でも値の出る魚はありますが、概ねこんな傾向ですかね。
傾向4
海藻はほとんどでない。
※ただし、福一の極近傍はこの限りではなく,あくまで漁業が可能なあるいは農業が可能な地域での傾向です。

これは、セシウムが,生体内でほぼカリウムと同じような動向を示しているためでしょう。
傾向1
植物の3大栄養素とは?
窒素、リン、カリですが、このうちのカリはカリウムです。
畑をやっていると気が付くと思いますが、肥料を入れないとなかなか思った通りの収穫できないですよね?
つまり、陸上だと、これらは常欠乏状態に近いということです。
ということで、ため込むんでしょうね。
傾向2
実際、養殖魚は全くと言って良いほど出ていないですね。
多くの養魚場の場合は河川水を使っているでしょうから(湧水の場合はポンプアップをするので、湧水100%だとなかなか厳しい→静岡みたいに自噴の湧水があるところは別として)水の条件的には変わらないので、やはり餌なんでしょうね。
実際に自治体やら環境省やらが行っている調査では河川水からはほとんど出ていません。多いのは底泥ですね。
つまり、まとまった量をとらないと、汚染はないということでしょうか。
傾向3
実はこれが一番のキモです。
おそらく体内のミネラル分の使い方に差があると思われます。
淡水魚→まわりにミネラルが少ない→浸透圧の関係で水が体内に入ってくる→ミネラルを体内に残して水分を体外に排出。
つまり、蓄積
海水魚→まわりはミネラルだらけ→浸透圧の関係で水が不足→まわりから海水を取り入れ、ミネラルを排出。
つまり、蓄積せず
で、海産軟体動物は?
かれらはそもそも積極的にミネラルを取り込んで貯めると言う行為はほどんどない(貝殻は別として)ですから・・・
これは、彼らが解放血管系であることも関係しています。つまり、あんまり外界と自分の体の中を積極的に分けてといった概念はないんですね。
つまり、よっぽど特殊で必須な元素を除き、まわりにたくさんある元素はそもそも取り込んで貯めるということは考えてない生き物ですからね。
傾向4
実は褐藻類はヨウ素を貯めるという誤解があります。
でもホントはコンブはヨウ素を貯めるのであって、ワカメはヨウ素をほとんど貯めません。
食品成分表でも見てください。一目瞭然です。
その上で、結局傾向1と同じ結論です。

こうしてみると、巷で言われていることがいかに意味のないことかよくわかると思います。
まあ、今回はセシウムですが、ストロンチウムの場合は、カルシウムとほぼ同じ挙動なので、カルシウムに置き換えて考えると良いかもしれないですね。
確かに、貝殻にはストロンチウムが含まれている可能性は高いでしょう。でも、貝殻なんか食わんダロ??

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Author:inakanoojisann
森でひっそりと咲いている春蘭ってきれいですよね…
あんまり本文とは関係ありません。
少し思ったことを不定期で更新しています。
毒舌も入るかもしれないですが、あまりお気になさらず。

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